冬休みに入った途端、お子さんが「ダラダラ」「グズグズ」するんじゃないかなと、色々と心配していませんか?でも、これらの行動は繊細な子が2学期を頑張ったことで起こる「反動」なんです。
ガソリンが空っぽになった車が動かないのと同じで、繊細な子は今、完全に「ガス欠」状態。
今回、そんな繊細っ子との冬休みを親子でラクに、元気になるために過ごす「回復方法について」お伝えします!
なぜ冬休みは「鬼門」と言われるの? 繊細な子が不安定になる3つの理由

まず、なぜ冬休みになると子どもが不安定になるのか、その正体を知っておきましょう!
1. 「非日常」の連続攻撃
クリスマス、大掃除、お正月、帰省…。大人にとっては楽しいイベントも、繊細な子にとっては「いつもと違う」ことの連続で、不安や疲労の方が勝ってしまうことがあります。「楽しいはずなのに、なんでこんなに疲れるの?」って、子ども自身も混乱しています。
2. 久しぶりに会う親戚との付き合い
お正月に久しぶりに会う親戚からの「久しぶり〜!大きくなったね!」という大声や、普段会わない人からの注目。これ、繊細で不安が強い子には結構なストレスなんです。
「いい子でいなきゃ」というプレッシャーで外ではニコニコしていても、家に帰った途端に爆発して癇癪を起こすこともあります。この癇癪は、我慢の限界を超えた心のサインなのです。
3. 寒暖差と「通知表」のWパンチ
実は、冬は日照時間が減って、幸せホルモン(セロトニン)が減りやすい時期。
ただでさえ、大人でも気分が落ち込みがちなのに、敏感な子はなおさら情緒が不安定になりやすくなります。
そこに、通知表での先生からの少しの指摘。繊細な子は、少しの指摘でも、全人格を否定されたかのように受け取ってしまうことがあります。
繊細な子のための「回復型」冬休みの過ごし方

回復のために「何もしない」を積極的にやりましょう!
「え、それでいいの?」って思いますよね。でも本当に、それでいいんです。
① スケジュールは「空白」が主役
予定のない日を「つまらない日」じゃなくて、「充電の日」って名付けてみてください。
おすすめは、カレンダーに電池マークの絵を描くこと。
「今日は充電の日だから、パジャマでOK!」って宣言すると、子どもも「あ、今日はダラダラしていいんだ」って安心します。視覚で見えると、繊細な子は特に安心します。
② 帰省・親戚対策には「秘密のサイン」を決める
「限界が来たらママの小指を握る」、「耳を触る」など、親子だけの秘密の合図。サインが出たら、嘘でもいいので「トイレ」とか「車に忘れ物した」と言って、静かな場所へ連れ出してあげてください。
あと、おじいちゃんおばあちゃんには事前に伝えておくのもポイントです。
「2学期、すごく頑張りすぎちゃって疲れてるから、別室で休ませる時間があるかもしれません」って伝えてください。これだけで、繊細な子にとってハードルがグッと下がります。
③ 五感から癒やす「おうち入院」
繊細な子は、五感が敏感です。だからこそ、五感を使って癒やしてあげましょう。
- 触覚: ふわふわの毛布、着心地のいい部屋着、お気に入りのぬいぐるみ
- 聴覚: テレビを消す時間をあえて作る(静けさって実はすごく回復力があります)
- 味覚: 栄養バランスより「安心感」。温かいスープやココアなど、ホッとするもの
「おうち入院」って呼ぶと、なんだか特別な感じがして、ママも罪悪感なく家事を手抜きできますよ。
ママのイライラ回避&メンタル防衛術

子どもの回復も大事だけど、ママが潰れたら元も子もありません。
だから、かなり低めのハードル設定でいきましょう。
「しつけ」は春までお休み
「挨拶しなさい」「お行儀よくしなさい」「〇〇しなさい」は今はだけ封印しましょう!
子どものこころのエネルギーが満タンになったら、自然にできるようになります。
今は電池切れなので、指摘してもバトルになるだけ。
「冬眠中だから仕方ない」って割り切っちゃいましょう。
「レトルト・冷凍食品」は「母の愛」
冬休み中、ママが笑顔でいるためには家事を手放すのが一番。
「3食作らなきゃ」の呪いを解くために、紙皿や割り箸を使って「洗い物すらしない日」を作るのもおすすめです。「防災訓練」って言えば、罪悪感ゼロ!ですよね。
イライラしたら「物理的遮断」
子どもの声が頭に響いて辛いとき、ありますよね。
そんなときは、トイレに逃げ込むか、ノイズキャンセリングイヤホンで好きな音楽を5分聴く。
「ママも充電中!」って宣言しても良いですね。
パパがいる時はお留守番を任せて、ママが1人でお散歩に行くのもかなりストレス軽減の効果があります!ママが潰れないことが、結果的に子どもも安心につながりますよ。
宿題でイライラしないための「裏ワザ」

さて、避けて通れないのが宿題問題です。特に繊細な子は完璧主義だから、これがまた大変。
冬休みの期間なので、勉強モードにスイッチを入れるのも一苦労です
最大の難関「書き初め」攻略法🖌️
書き初めって、繊細っ子にとっては地雷だらけなんです。
墨の匂いが苦手、汚れるのが怖い、失敗したら新しい紙を出さなきゃいけない…。
おすすめは、「捨てても良い服」で書き初めをすること。
「汚れてもいい服」じゃなくて、もうサイズアウトした服を着せて、終わったらそのまま捨てると決める。これだけで、親も子も「汚したらどうしよう」というストレスがゼロになります。
あと、魔法の言葉。
「元気よく太く書けたら100点!形は気にしない!」
評価基準を「形」から「勢い」にすり替えます。
ドリルの「消しゴム地獄」対策
「うまく書けない」→「消す」→「紙がくしゃっとなる」→「癇癪を起こす」。
このループ、経験ありませんか?
おすすめは「サラミ戦法」。
1ページ全部やらせようとせず、付箋や紙で隠して「今日はこの2行だけ」ってやる部分だけ見えるようにしておきます。
視覚的な圧迫感が減るだけで、意外とすんなりやってくれたりします。
あと、冬は乾燥して紙が破れやすいので、濃い鉛筆(2Bや4B)を使うのもポイント。
「消すのはママの仕事」にして、親がきれいに消してあげることで、イライラのヒートアップを防げます。
「なわとび」は寒さと痛みが敵
なわとびって、繊細な子は「寒い」「縄が当たると痛い」「周りに見られる」で、三重苦なんです。このハードルを地面に埋めましょう!
「二重跳びができるようになる」なんて目標は捨てて、「外に出て縄を持った」だけでもOK。
家の中で「エアなわとび」でもいいんです。リズム感の練習にはなりますから。
人のいない夕方や早朝、視線を感じない時間帯を選ぶのも繊細な子にはおすすめです。
音読・計算カードは「エンタメ化」
毎日サインが必要なこれら、親にとっても負担ですよね。
音読は親が聞けないときや本人のやる気が見られないときは、「ぬいぐるみ達に聞かせてあげて」って頼んでみてください。
あとは「録音作戦または、ユーチュバー作戦!」。
「先生に聞かせるつもりでスマホに録音してみよう」って提案すると、客観的に自分の声を聞くのが面白くてやる気が出ることがあります。
「ユーチュバーになったつもりで動画撮るから、この台本読んで(教科書の音読)!」と伝えます。子どもがその気になって始めたら、しめたもの。パパママも一緒に楽しんでください。
サイン欄にただハンコを押すんじゃなくて、花丸や変な顔のイラストを描いたりシールを貼ったり、子どもがサイン欄を見るのが楽しみになる仕掛けを作るのも良いですね🌷
嫌な宿題も、楽しめる仕組みを作ることとゲーム化して、ママもパパも一緒に楽しんで乗り切りましょう!
どうしてもできない時の「逃げ道」
一番大事なのは、これです!
「宿題が終わらなくても、なんとかなる」
どうしてもできない場合は、連絡帳に正直に書けばOKです。
「冬休み中、心身の休息を優先しました。本人のペースで進めますので、提出が遅れます」
これを連絡帳に堂々と書いて大丈夫です。
小1なら、まずは机に向かうだけで十分。
どうしても気力が湧かないなら、答えを写す作業を「書く練習」として認めてしまう日があってもいいんです。
ママがその覚悟を持つだけで、不思議と子どもへの圧が減って、意外にスムーズに進んだりするものです。
3学期への準備は「リハビリ」感覚で

お正月も終わると、いよいよ冬休みも終盤。3学期に向けて、少しずつ心と体を起こしていきましょう。
宿題より大切なのが「生活リズム」
勉強の遅れより、朝起きられないことの方が、3学期の行き渋りにつながります。
始業式の3日前から、就寝時間だけは死守してください。
起きるのは遅くても、寝る時間さえ固定すれば、体内時計は戻しやすいんです。
子どもの様子を見ながら、起きる時間も少しづつ戻していきましょう。
モチベーションの種まきをしよう🌱
「3学期楽しみだね」なんてプレッシャーをかける必要はありません。
「給食のカレー、いつからかな?」「図工で何作るんだろうね」
その子の楽しみな「点」にフォーカスして、さりげなく会話してみてください。
小さな楽しみが、重たい腰を上げるきっかけになります。
冬休みの合言葉は「生きてるだけで100点満点」

小1の冬休みは、学校という初めての社会に馴染もうと必死だった反動が出る時期です。
親子でこたつに入ってミカンを食べる。
テレビを見ながらゴロゴロする。
そんな何気ない時間が、繊細な子の心を一番回復させます。
「ちゃんとしなきゃ」「成長させなきゃ」って頑張らなくて大丈夫!
3学期、元気に(あるいは何とか)登校できたら、それがこの冬休みの最大の成果です👊
冬休みは、親子で冬眠していいんです。
ママも一緒にここぞとばかりに、ゆっくり休んでくださいね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
あなたとお子さんの冬休みが、温かくて穏やかな時間になりますように。
▶次は【小1の壁ガイド】で、今の状況に合う記事から選んでみてください。
▶悩み別で探す:朝・宿題・癇癪・行きしぶりなど、困りごとから記事を選べます


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