癇癪が多めの子への対応に悩むママへ。感情を受け止めながら落ち着きやすいコツ、忙しい日常でもできるシンプルなケア方法をわかりやすく解説します。
はじめに:ママの「あるある」

「また始まった…」「時間がないのに泣き叫ばれてイライラ」仕事や家事でただでさえ忙しいのに、子どもの癇癪で1日が振り回される…。ママにとってはよくある光景ですよね。
そんなとき、
- 「どう対応すればいいの?」
- 「私の育て方が悪いのかな?」
と不安になってしまうかもしれません。
でも大丈夫。癇癪は脳の発達が未熟さや、その子の気質(持って生まれた性質、基本的に変わらない部分)などが主な原因にあります。
決して親の育て方などのせいではありません。
ここでは、忙しいママでも実践しやすい癇癪対応のコツ をまとめてみました。
癇癪が多いのは「成長のサイン」

子どもが泣きわめいたり、怒りを爆発させるのは
- 脳の発達が未熟なため、感情のコントロールが難しいこと
- 気持ちの切り替えが苦手
- 自分の思いを言葉に表現するのが、上手くできない事によるもどかしさ
等が理由にあります。
特に繊細な子は感受性が豊かで、人の気持ちや周囲の情報に敏感。脳の感情をコントロールする部分も未熟でまだうまく処理ができません。だからこそ、感情が色々な形になって出やすいのです。
癇癪の様子(大泣き、手足をばたつかせて暴れる、人や物にあたるなど)は子ども一人一人によって違いますが、癇癪自体は1歳になる前から見られます。
2歳〜4歳が最も多いと言われ、5歳頃を過ぎると落ち着いてくる傾向が多いようです。
とはいえ、自分の言葉で表現できるようになっている児童期(小学生)以上にも、癇癪は見られます。自分で対応しきれないことが起こっていたり、ストレスを溜めている等が主な原因と思われ、乳児期や幼児期とは異なってくるのが特徴です。
忙しいママでもできる癇癪対応の基本ステップ

まずは安全確保、ママは無関心の態度で
周囲に壊れるものはないか、ぶつかって余計な怪我をするものはないか。まずは安全確保!
歩道で癇癪を起こしているようなら、安全な場所まで移動させましょう。
頭を壁にぶつけるなどの癇癪の場合は、クッションなどを挟んで、怪我のないようにしましょう。他の兄弟がいるなら被害のなさそうな場所へ避難させます。
安全を確認したら、しばらくママは気配を消しつつ放っておきながら、様子を見ましょう。
癇癪については徹底的に無関心の態度でいきましょう。癇癪が起きている時に必要以上にかまったり・叱ったり・声をかけるとそれが刺激となり、癇癪が酷くなったり、長引くことがあります。
また、癇癪を起こせば「かまってくれる」「心配してくれる」「思い通りになる」といった間違った学習をしてしまい、今後も癇癪が続いてしまうことになります。
落ち着いたら、落ち着いたことを必ず褒める
癇癪が一通り落ち着いたら「自分で落ち着けたね!えらい」など必ず認めて、褒めてあげて
下さい。癇癪から立ち直れる自分はすごい!という事をとにかくアピールしてあげてください
ママは落ち着いた態度と、声のトーンで優しく声をかけて下さい。
ここで抱きしめたりスキンシップをとって、安心感を持たせてあげるのもとても有効です。
できそうなら気持ちを言葉にする
癇癪の原因の一つに、自分の気持ちをうまく言葉で表現できないことがあります。
ですので、子どもの気持ちをママが言葉で表現してあげて、気持ちの整理をしていきます。
癇癪で疲れてしまった、今は出来そうにない様子だったら、無理に行わなくて大丈夫です。
「振り返る」
癇癪が収まったら、短く気持ちを整理します。
- 「○○が嫌だったんだね」
- 「いやだった?」「こわかった?」「かなしいね」
- 「次はどうしたらいいかな?」
こうした振り返りは、感情の言語化=自己調整力の練習になります。
また、ママが気持ちを代わりに言ってあげることで、子どもの気持ちを表現する言葉が、頭にストックされ増えていきます。これを意識して根気よく続けてみて下さい。
特に2.3歳頃の癇癪はこの気持ちを表す言葉を増やして、日常的にうまく使えるようになると、
癇癪は少しずつ減っていきます。
クールダウン
癇癪の後は、子どもも大人も体力気力ともにへとへとです。好きなこと、気持ちの切り替えられそうなことを見つけて休みましょう!
- 好きなテレビを見る
- 好きな絵本を読む
- おやつを食べる
- 好きなぬいぐるみと静かな場所で休む
クールダウンの時間を持つことで、気持ちの切り替えが完全にできて、いつもの様子に戻ってきます。いつ起こるか分からないのが癇癪なので、落ち着くためのグッズを常に持ち歩けば、ママも子どもも安心ですね。
ママ自身のケアも忘れずに

癇癪の対応は本当に気力・体力が削られて、ストレスが溜まります。ママのストレスケアを上手に取り入れて、乗り切りましょう!
- 深呼吸してから声をかける
アンガーマネジメント→怒りを感じたら6、7秒数える。(少ししてから声をかけることで怒りの強い感情は落ち着く)
「危なくて6秒も待てない!」っていう場合は、深呼吸1回でもOK。 - 5分だけ自分の好きなことをする
- 「完璧じゃなくていい」と言い聞かせる。話しやすい人に相談する。
ママが落ち着いた声の高さやゆっくりした態度で対応をすることで、癇癪は落ち着きやすくなります。とはいえ、ストレスが溜まって落ち着いてなんか対応できない!って時がありますよね?
そんな時は、こちらを参考にしてみて下さい
→セルフケアで【小1の壁】を乗り越える方法|不安が強い小一の子を育てるママへ
受診を考えた方がいいサイン

以下のような場合は、小児科や専門医に相談をしましょう。
- 癇癪が一日に一回必ずあることが続く
- 長時間続く(一時間以上)
- 自分や人を傷つける行動が頻繁にある
- 呼吸を止めるなど体に危険がある
その他の相談先
- 子育て支援センター
- 学校のスクールカウンセラー、養護教諭
- 保育園・幼稚園の先生
- 保健所、保健センター
- 市町村家庭児童相談担当課
- 児童相談所
- 発達障害者支援センター
まずは、お住まいの市町村の担当課に問い合わせると良いでしょう。
内容によって合った相談先を紹介してくれます。日々の対応法に悩んで困っている、ママがヘトヘト等でも早めに相談しましょう。癇癪対応を一人で抱え込むのは、心身ともにかなりハードです。
無理せずに専門家の力も借りつつ、子育てをしていきましょう。人に話すだけでも心がスッと軽くなるはずです。
癇癪の対応どうしてた?筆者の事例
長女が癇癪多め。7歳までの癇癪記録をまとめたよ!
0歳→泣く頻度多い。声が大きい。オムツ、ミルクなどを確認した後でも長時間泣き続ける(1、2時間)
1歳→寝起き時、車の乗り降り時、知らない場所・人。他にもとにかく気に入らない時に大泣き。一度泣くと、30〜40分は必ず泣き続ける。
2・3歳→イヤイヤ期。上記の時以外にも、楽しい事から帰宅した後に大泣き。お出かけ後の帰宅など。その場合は激しめの癇癪で、時間も長かった。(1時間くらい)気持ちの切り替えの苦手さが理由と推測。
3歳児健診で心理士さんに教わった対応を心がけたら、少し落ち着く。気持ちを表現する言葉を増やしてあげる。ママが子どもの気持ちを言ってあげる。「イヤだった?」「こわかった?「悲しかった?」など。
続けることで、気持ちを表現する言葉が脳にストックされる。子どもが少しずつ、自分の言葉で言えるようになってくればGOOD!
自分の気持ちを表現できるって、大切なことなんだね。
その後どうなったの?
長女が3歳半の時に、次女が生まれる。赤ちゃん返りもあり、また癇癪が強く出るようになる。ママが取られる不安感から。
4歳→気持ちを言葉にすることが、だいぶ上達する。大人との会話もしっかりできるようになってきた。癇癪の頻度は少し減る。お昼寝からの寝起きの時、楽しい外出から帰宅後は、必ず強めの癇癪(1時間くらい)がある。
5・6歳→お昼寝をほぼしなくなる。たまに昼寝をした後は、癇癪が起こる時がある。ストレスがある時(家や保育園で気に入らないことがあった、イベントがある)は癇癪がある。
7歳→小学校入学。新しい環境で、ストレスMAX。帰宅すると大きめ癇癪が起こることがある。大泣き、物や人にあたる。危険なので落ち着くまで体を抑えることも。大きめの癇癪の持続は短くなった。(10分くらい)
ぐずぐず状態から、気持ちが切り替わるまで30分くらい。気持ちの切り替えに時間はかかるけど、きっかけを与えてあげれば、切り替わるようになってきているよ。
癇癪が強い子に対応するには、根気が必要よね。
どうやって、まちゃりほさんはメンタルの維持をしてきたの?
1歳10ヶ月で保育園に入園して、「子育てを一人でしなくなった」ことが大きかったな。保育士の先生たちと一緒に子育てしてるって、安心感を感じたよ。
あと、子どもと離れる時間ができたこと、職場で大人と会話する機会を持てて、気分転換ができた。それまではノイローゼ状態に近かった…。
→積極的に子どもと離れる時間を作ろう!
保育園・幼稚園に入園、一時保育利用、ファミリーサポートセンターなど
使えるサービスは積極的に利用する。
→何度も起こる癇癪ついては私の育て方のせいじゃない、この子の生まれ持った もので、ただ泣きわめたい時もあるよねって考えた。
癇癪が起こってる時は、無理に止めようとしないで、安全確認だけして「無」の気持ちでいた。気が済むまで泣いたら、30、40分後には終わるだろうって。
だけど、お店・道路・病院・3歳児検診とか人がたくさんいるところは、気疲れしたよ。私に行動のやり直しさせたり、ティッシュを細かくちぎったり大変だったな。大泣きがおさまらないから、大人しく従ったよ。
ズバリ!癇癪をすぐに治める方法ってある?
う〜ん。
一番大泣きの時は、安全確保だけして触らない!声とか全く聞こえてないし、癇癪を強くしちゃうんだよね。
ぐずぐず泣きくらいになると、やっと話が通じるから、立ち直れるような働きかけをしていいかも。泣き止むのに時間がかかって、気持ちの切り替えが苦手な子は、必要な子がいると思う。
例えば)テレビを見せてみる
おやつをあげてみる
好きなぬいぐるみ、毛布などを渡す
バスタオルで包んでみる
親が大笑い・大泣きする→親が意表をつくことをしていると、
びっくりして泣き止むことがある
この方法が毎回効くわけではないから、落ちついたらラッキーくらいで考えてた。その子に有効な方法がきっとあるはずだから、探してみてほしいな。
でもママたち、無理はしないでね。日頃から誰でもいいから、話しやすい人に相談して、小出しにストレス発散を心がけて欲しい。癇癪対応は本当に大変だから!
癇癪対応チェックリスト

癇癪のとき、バタバタして頭が真っ白になることが多いですよね。そんなときは、この流れをチェックするだけでOKです。

👉 忙しい日常でも、この順番を意識するだけで「余計に悪化させない」「習慣化させない」
対応になるはずです。
まとめ

- 癇癪は脳の発達が未熟なこと、その子の気質が原因。決して親の子育てのせいではない
- 安全確保が第一!その後は見守りながら放置。落ち着いてから可能なら振り返る。クールダウンタイムを持つ
- ママ自身も「完璧じゃなくていい」と肩の力を抜いてOK。身近な人に相談をしよう
- 専門家の力も借りていこう
癇癪の対応を一人で行うのは、非常に大変です。身近な人や、専門家の力を借りながら
一緒に子育てしていきたいですね。
筆者自身も、周囲には「何年後かには大きい癇癪は落ち着くよ」なんて言われることが多かったです。その落ち着くのがいつになるのかはわからないですし、今困っているのでこの状況の対応法を教えて!と一人で悩むことが多くありました。
この記事が今現在、お子さんの癇癪に困っているママへのヒントになれば、嬉しいです。
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